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アルバイトとして就労しているが、気分変調症で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できたケース

相談者

男性(20代/非正規雇用)
傷病名:気分変調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約78万円受給)

相談時の相談者様の状況

当センターのHPをご覧になりメールでご相談を頂きました。
4年前にも一度ご相談のメールを頂いた事がありましたが、当センターからの返信メールにお返事がなく音信不通状態でした。
4年が経って改めて障害年金の手続きを希望しているということでしたが、経済的に逼迫しているため事務代行の契約が非常に難しい状態でした。
非常に頻回にメールで質問がきたり、電話で連絡を頂いた際はその都度、通話料節約のため当センターから折返しの連絡を求められるなど対応に苦慮しました。
他のご相談者様と不公平が生じないよう、無料相談で対応できる範囲を超えていることをご説明し、ご自身で手続きするか事務代行をご契約頂くか検討して頂くことになりました。
当初、事務代行の契約に必要な連帯保証人やご契約後の通信費の負担(ご相談者様から発信される電話代や切手代)などについて特別対応を求められましたが、当センターのルールに則り他のご契約者様と同じ条件でご契約頂くことになりました。

相談から請求までのサポート

ご相談者様は19歳の頃、精神症状を訴え精神科を受診しましたが、当時のカルテは既に破棄されていました。
しかしながら、薬と一緒に渡されたお薬の説明書がご自宅に保管されていました。
説明書にはご相談者様の氏名、受診年月日(19歳当時の日付)、病院名、診療科、処方された薬の情報が網羅されていたため、初診日の証明書に変わる資料として採用される可能性が高いと判断しました。
また、ご相談者様は発病以降の記憶が非常に曖昧で、書類を準備している途中で受診歴が追加されたり、申告していた受診期間が違っていたり、対応に苦慮することが度々ありました。
障害認定日(初診日から1年6ヶ月を経過した日)当時に受診していたと言う遠方の病院まで診断書作成依頼のため出向いてみると、実際には該当する期間に受診はしていなかったことが判明し、過去に遡って年金受給を求めるお手続きができなくなりました。
また、現在通院している病院の主治医とは相性が良いとは言えないそうで、日常生活上の支障具合について全く伝えていなかったそうです。
そのような状況で診断書を作成して頂いた場合、実際の障害状態が適切に評価されないケースが多々あるため、診断書を適切かつスムーズに作成して頂けるよう、ご本人様からヒアリングした日常生活の困りごと、アルバイト先で指摘された問題点を参考資料にまとめて医師に提出しました。
「病歴就労状況等申立書」についてもご本人様の申告だけでなく各種資料を精査し、発病のきっかけから現在に至るまでの病歴を時系列に沿って的確にまとめて作成しました。

結果

気分変調症で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できました。

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