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4年制大学に在学中だが注意欠陥多動症、軽度知的障害で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できたケース

相談者

男性(20代/学生)
傷病名:注意欠陥多動症、軽度知的障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約78万円受給)

相談時の相談者様の状況

当センターのHPをご覧になったお父様から20歳になったばかりの息子さんについてメールでご相談を頂きました。
既に診断書も入手済みでしたが、診断書の見方が分からないことや「病歴就労状況等申立書」が書けないということで事務代行を希望していました。
後日、当センターにお父様がご来所下さいました。

相談から請求までのサポート

ご相談者様は幼少に療育手帳を取得し、掛かりつけの小児科の医師から20歳時点のご病状に関する診断書を既に取得していました。
内容を拝見したところ、診断書の病状評価は受給の可能性がある内容となっていましたが、現在通学している大学で受けている配慮について具体的な記載がありませんでした。
ご本人様は中学校までは特別支援学級に在籍していましたが、高校からはご家族様の方針で知的障害の生徒の受け入れ実績がある普通高校校へ進学しました。
その後、ご家族様が最大限のサポートをすることを交渉し現在の大学へ入学が許可されました。
履修登録やレポートについてはお母様が付きっきりで面倒を見ており、お父様は定期的に大学に出向き担当教授と面談を実施した上で学校生活上の支障をフォローしているそうです。
そのようなサポート体制について診断書に記載されていなかったため、具体的なエピソードで加筆して頂くことをお父様にお勧めしました。
また、お父様が作成された「病歴就労状況等申立書」についてポイントをアドバイスさせて頂き、ご自身でのお手続きもご案内しましたが、やはり自分で作成するより事務代行に任せたいということで契約を承りました。
「病歴就労状況等申立書」については、請求傷病に「知的障害」が含まれている場合、生まれてから現在までの生育歴と病歴を全て記載する必要があります。
お父様から伺った生育歴と病歴を時系列に沿って整理し代理作成をしました。
またお父様から見た日常生活の困りごと、担当教授から指摘された大学生活での問題点などを参考資料にまとめて審査の際に提出しました。
障害年金の審査のためだけではなく、今後の社会参加を踏まえ、客観的に認識できていなかった困りごとを整理して理解することが出来たと喜んで下さいました。

結果

注意欠陥多動症、軽度知的障害で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できました。

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