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統合失調症で特別障害給付金2級相当と認められ、年間約50万円を受給できたケース

相談者

男性(60代/無職)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:特別障害給付金2級相当(年間約50万円受給)

相談時の相談者様の状況

当センターで実施した病院の家族会向けの勉強会にご参加いただき、その後個別で障害年金のご相談をいただきました。
初診日のお話を伺うと、昭和54年大学1年生の頃受診したようでしたが本人は記憶が無く、当時のことを知るご両親様は他界されていたため初診日がはっきりしませんでした。
初診からもうすでに40年近く経っていたため初診日が証明できずお手続きができない可能性がありました。

相談から請求までのサポート

初診日を特定させることから始めました。
初診と思われる病院に連絡をしましたが、40年以上経っていることや病院の建て替え工事を行っているため受診記録は一切ないと言われました。
4番目に受診した病院まで遡ってやっとカルテの保存を確認しましたが、初診の病院の情報はなく、この時点でもまだ初診日の証明ができませんでした。
現在通院している病院を含め8か所の病院に情報を求めましたが記録がとても古いため残っていませんでした。
再び初診の病院に連絡をしてカルテの保管を確認したところ、以前確認した部署と違う部署につないでいただくことができました。
これまでの経緯をお話したところ、改めて確認していただき、昭和57年に初診した時のカルテが発見されました。
初診日は20歳を超えていました。
当時は20歳以降の大学在学中は任意で年金に加入するかしないかを決めることができ、ご相談者様は未加入でした。
その場合障害年金の請求はできませんが、特別措置である「障害特別給付金」を請求できるケースに該当したので大学の在学証明書を添付して障害特別給付金を請求することができました。

結果

統合失調症で特別障害給付金2級相当と認められ、年間約50万円を受給できました。

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