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統合失調症で障害厚生年金2級を取得、さかのぼりで約650万円を受給できたケース

相談者

女性(30代/無職)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金級(年間約135万円受給)

相談時の相談者様の状況

当センターのHPをご覧頂きメールでご相談を頂きました。
ご相談者様は10年程前、職場のストレスをきっかけに幻聴の症状が現れ病院を受診しました。
その後、幻聴だけでなく幻覚、妄想の症状も現れましたが、通院と服薬を継続しながら体調の安定している時期に再就職を試みました。
ご病気を伏せて就職しましたが、些細なきっかけで職場に統合失調症であることが知られ解雇されてしまうことが続いていました。
現在はご病気に理解ある男性と結婚し自宅療養を継続していますが、結婚後も同じ主治医に診て頂きたいという思いから2週間に1度、ご主人の運転で2時間半掛けて通院を継続しています。
経済的な不安を軽減するため、障害年金の受給を希望されてご相談を受けました。

相談から請求までのサポート

ご相談者様は初診から現在まで同じ病院に通院しているため初診日の証明書にあたる「受診状況等証明書」を省略することができました。
記憶力の低下により正確な初診日が不明ということで、事前に主治医に確認して頂いた上で年金保険料納付要件をお調べしました。
通院中断期間もないということで初診日から1年6か月を経過した障害認定日当時にさかのぼって障害年金の受給権を求める「認定日請求」を行うことにしました。
面談ではご記憶の範囲で覚えているご病気の経過、日常生活での困り事をご本人様及び同席されたご主人様両名から細かくヒアリングしました。
伺った内容は参考資料にまとめ、診断書の作成依頼の際、添付しました。
ご相談者様は病状の波が激しく、受診時には医師との意思疎通も困難になることが多いそうでず。
普段伝えきれていなかった日常生活の様子や困りごとを伝えることができたことや、ご自身の病状を客観的に把握することで今後の治療の参考になると喜んで頂く事ができました。
「病歴就労状況等申立書」についても事務代行により負担が軽減できて良かったということでした。
審査中に病状が悪化し入院されましたが、障害年金の受給が決まり、経済的なことを心配せず必要な治療が受けられると安堵されていました。

結果

統合失調症で障害厚生年金2級を取得、さかのぼりで約650万円を受給しました。

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