うつ病で障害厚生年金2級を取得、年間約170万円を受給できたケース
相談者
女性(40代/無職)
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級 (年間約170万円受給)
相談時の相談者様の状況
当センターのホームページをご覧頂きお電話を頂きました。
うつ病で障害年金のお手続きの準備をご家族で進めている最中だが、医師が作成した診断書の内容に不備がないか確認をして欲しいということでした。
相談から請求までのサポート
面談にはご主人様と一緒にご来所下さいました。
ご相談者様にご挨拶をさせて頂いたところ、当初お伺いしていなかった聴覚障害もあることが判明しました。
改めてお話を伺ったところ、ご相談者様は幼少時におたふく風邪に罹患し感音性難聴になったということでした。
最近更新した障害者手帳を拝見したところ、聴力レベルだけで障害認定基準の3級相当に該当する可能性があることが分かりました。
また、うつ病の診断書を拝見させて頂いたところ、修正対応が必要な事務的不備が数カ所ある他は、障害状態に関する内容はガイドラインを踏まえますと2級相当の印象を受けました。
障害年金には複数の傷病による障害状態を合わせて上位等級が認定される「併合認定」という仕組みがあります。
ご相談者様の場合は20歳前障害の聴覚障害(3級5号)と厚生年金加入初診の精神障害を併せて障害厚生年金1級が認定される可能性があることをご説明したところ、ご本人様やご家族様だけでは必要な書類を揃えることに不安があるということで事務代行を承りました。
ひとまず、うつ病に関する診断書については訂正依頼の文書を作成し、次回の受診時に主治医に手渡して頂くことになりました。
聴覚障害については、障害者手帳の更新のために受診した耳鼻科を改めて受診して頂き診断書を作成して頂くことになりました。
詳細な聴力検査の結果を診断書に記載して頂いたところ、4分法での聴力が3級5号の基準には該当していないことが判明しましたが、将来的な悪化を見込んで「聴覚」「精神」2種類の診断書でお手続きを進めることになりました。
また、幼少時からの成育歴や聴覚障害で不便が生じていることをご主人様にフォローして頂きながら細かくヒアリングし、「病歴就労状況等申立書」を「精神の障害用」、「聴覚の障害用」それぞれ作成しました。
ご自身やご家族様だけでは、聴覚障害でも障害年金のお手続きができるとは思っていなかったため、当センターに相談して良かったと喜んで頂くことができました。
結果的に今回のお手続きでは聴覚障害については程度不該当となりましたが、うつ病で障害厚生年金2級が認められました。
今後も相談者様の聴力が維持されることが最善ですが、悪化してしまった時に改めてお手続きする選択肢を知ることができたと喜んで頂くことができました。
結果
うつ病で障害厚生年金2級を取得、年間約170万円を受給できました。
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