統合失調症で障害基礎年金２級を取得、さかのぼりで約４２０万円を受給できたケース

相談者

男性（２０代／無職）
傷病名：統合失調症
決定した年金種類と等級：障害基礎年金２級（年間約７８万円受給）

相談時の相談者様の状況

ご相談者様は高校入学後から抑うつ症状、睡眠障害の症状が現れ不登校となりました。
心配したご両親の勧めで病院受診をしましたが、意欲の低下が著しく自己判断で通院を中止しました。
次第に、思考伝播（自分の考えが周囲に伝わってしまう）や、様々な被害妄想の症状が現れ、パニック状態のため医療保護入院となるまで病状が悪化しました。
その後、症状は一時安定し、アルバイトができる状態になりましたが、数ヶ月前から再び症状が悪化しアルバイトを退職するに至りました。
経済的な不安を軽減するため、障害年金の受給を希望されてご相談にいらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

ご相談者様はご家族様の協力もあり、既にご自身で初診日の証明書にあたる「受診状況等証明書」を取得し、２０歳前障害の障害認定日（２０歳の誕生日前後３ヶ月・合計６ヶ月間）当時に受信した病院のカルテの保管有無も確認済みでした。
現在通院している病院の主治医も診断書の作成を了承して下さっており、後は実際に書類を揃える段階にまでご準備が進んでしました。
ご自身やご家族様だけでのお手続きも可能ではないかとお伝えしましたが、「病歴就労状況等申立書」の作成が困難であることや、診断書の取得については事務代行を希望されておりご契約を承りました。
面談時にお伺いした病歴、ご病状、日常生活での困り事を資料にまとめ、２０歳当時受診していた病院に診断書の作成を代理で依頼しました。
出来上がった診断書を確認したところ、症状に関する内容は非常に的確に記載して頂いていましたが事務的な不備があり訂正が必要でした。
訂正対応についても当センターが代理で対応させて頂きました。
現在のご病状に関する診断書の依頼時にも当センターが作成した参考資料を添付しました。
診断書作成のためだけでなく、ご自身の病状把握や今後の治療の参考になると喜んで頂く事ができました。
「病歴就労状況等申立書」についても事務代行により負担が軽減できて良かったということでした。

結果

統合失調症で障害基礎年金２級を取得（年額約７８万円）、５年間の遡及で約４２０万円を受給しました。

関連記事

クイックタグから関連記事を探す

• 20歳前
• 遡及（さかのぼり）
• 国民年金

「精神疾患」「統合失調症」の記事一覧