統合失調症で障害基礎年金2級を取得、年間約78万円を受給できたケース
相談時の相談者様の状況
ご相談者様は17年前、資格試験の勉強に励む中、突然、幻聴の症状が現れました。
幻聴は鳴り止まず、不眠症状から試験勉強に支障をきたすようになりました。
次第に希死念慮が現れたため病院を受診し、統合失調症と診断されました。
10年以上通院を継続しましたが、症状は改善せず幻覚の症状も現れました。
治療の効果が現れないことから受診への意欲が低下し、自己判断で通院を中止しました。
その後5年間ほど病院を受診していませんでしたが、ご両親が高齢となり将来への不安感が強くなったことから改めて病院受診を再開されました。
経済的な不安を軽減するため、障害年金の受給を希望されてご相談にいらっしゃいました。
相談から請求までのサポート
ご相談者様は不安感、焦燥感が非常に強く、一刻も早くお手続きをしたいということで面談を急いでおられました。
当センターの初回無料相談は予約制ですので、ご案内できる日程の中で最短の日時を調整させて頂きました。
発病から現在までの経過をお伺いしたところ、ご相談者様は初診から通院再開後の現在まで同じ病院を受診されていました。
初診日から1年6ヶ月後の障害認定日と現在の診断書、2枚でお手続きができるよう準備を進めました。
医師が作成してくださった診断書には事務的な不備があり訂正対応が必要でしたが、症状に関する内容は非常に的確に記載して頂くことができ、比較的スムーズに準備が進みました。
その一方で「病歴就労状況等申立書」の作成が難航しました。
ご相談者様は発病から現在までの全期間について、病気により大変な苦労をされたことを非常に細かく記載することを希望されました。
当センターの相談員が作成した下書きを添削して頂いたところ、各欄に追加のエピソードを記載するよう希望されるメールを連日頂きました。
繰り返し推敲を重ねましたが最終的には各欄、必要な情報は網羅しつつもシンプルに記載することでご納得頂くことができました。
今回のご相談者様に限らす、「病歴就労状況等申立書」の作成ができないということでご相談を頂くケースが多々あります。
当センターではヒアリングした病歴・症状などの事実の中から、各欄で主張すべきポイントを的確に押さえつつ、審査がスムーズに進むことを最優先に書類を作成しています。
結果
統合失調症で障害基礎年金2級を取得(年額約78万円)、5年間の遡及で約400万円を受給しました。
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