第8胸椎病的圧迫骨折で障害厚生年金1級を取得、年間約130万円を受給できたケース
相談者
男性(40代/無職)
傷病名:第8胸椎病的圧迫骨折
決定した年金種類と等級:障害厚生年金1級 (年間約130万円受給)
相談時の相談者様の状況
ご本人様は思うように動けないため、お父様から相談いただきました。
この方は知的障害で既に基礎年金2級を受給していました。
厚生年金に加入し障害者雇用での就労中、腰の痛みが激しくなり病院を受診したところ第8胸椎圧迫骨折と診断されました。
レントゲン写真に白い影が見えたことから転院を勧められ精密検査を受けたところ、形質細胞腫瘍と判明、放射線治療を受けました。
その後腫瘍については寛解しましたが、放射線治療の後遺症として痛みが残りました。
また、圧迫骨折により常にコルセットを装着していなければ少しの衝撃でも背骨が離れてしまうような状態になり、常時お父様が見守っている状態です。
障害基礎年金と併合し、少しでも等級を上げたいとのご希望で、手続きを行うことになりました。
相談から請求までのサポート
初診日から同じ病院だったため、診断書の依頼を行いました。
ご本人様とはお会いできない状況だったため、お父様より日常生活についての聞き取りし参考資料を作成しました。
診断書取得後、病歴・就労状況等申立書を作成しました。
単なる圧迫骨折ではなく、形質細胞腫瘍から症状が出ていることを詳細に記載し、提出しました。
必要書類を迅速に揃えていただいたため、2ヶ月で手続きを終えることができました。
しかし、結果は障害厚生年金3級でした。
障害厚生年金3級と障害基礎年金2級では併合されず上位等級とならなかったこと、診断書は2級に該当してもおかしくない程度だったことから、審査請求を行いました。
審査請求では、認定基準に照らし合わせて2級に該当する根拠を申し立て、レントゲン写真も提出し、診断書だけでは伝わらない詳細をしっかりと伝えられるようにしました。
準備には時間がかかりましたが、できるだけ多くの資料を揃え審査請求を行いました。
結果
審査請求の結果第8胸椎病的圧迫骨折で障害厚生年金2級が認められ、知的障害との併合で障害厚生年金1級を取得、年間約130万円を受給できました。
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