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広汎性発達障害・知的障害で障害基礎年金2級を取得、総額約430万円を受給できたケース

相談者

男性(30代/会社員)
傷病名:広汎性発達障害・軽度発達遅滞
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
5年遡及額: 約430万円

相談時の相談者様の状況

小学校・中学校と進学をする過程で注意力散慢・多動・学習面の遅れが指摘されましたが、家族や周囲は本人の性格や意識の問題と考え、受診はしていませんでした。
高校進学をしたものの、学習について行けず中退。
その後は土木関係のアルバイトに就きます。
しかし、どの職場も長続きせず、思うように社会参加できない焦燥感から家庭内暴力や器物破損での逮捕などトラブルを起こすようになりました。
その後、度重なる家庭内暴力や隣人とのトラブルから、精神疾患を疑ったご家族がご本人に変わってカウンセリングを受けるようになります。
本人に病識がなく医療機関の受診を拒否していましたが、執拗な暴力行為をきっかけに警察主導で病院受診を手配。
受診の結果、広汎性発達障害・軽度発達遅滞と診断されました。
病名が確定したことでご本人も病識を持ち、現在は定期的な通院・投薬治療を続けていらっしゃいます。

 相談から請求までのサポート

数年前にお母様が代理で障害年金を申請されたのですが、不支給とされてしまったそうです。
審査結果に納得できないとして審査請求(不服申立)までされたのですが、残念ながら認められませんでした。
お母様が作成した病歴就労状況等申立書を拝見したところ、障害状態を客観的に判断できるような記載は殆ど無く、日常生活状況についても支障がないと判断されてしまう内容で書かれておりました。
診断書は正しい内容で医師に作成してもらえたとしても、日常生活の困難さまで具体的に書いてもらえるわけではありません。
そういった具体的な内容は、病歴就労状況等申立書に書き込んでアピールする必要があります。

結果

障害基礎年金2級を取得(年額約79万円)、5年間の遡りで約430万円を受給しました。

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