MENU

うつ病・パニック障害で障害厚生2級を取得、総額721万円を受給できたケース

相談者

女性(50代/無職)
傷病名:うつ病・パニック障害
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
5年遡及支給総額:約721万円

相談時の相談者様の状況

相談者様は20年程前にパニック障害を発症し、その後、うつ病を併発しました。
パニック発作により外出がままならず仕事を退職され、家事や子育てに支障をきたす状態が20年近く続いていました。
自営業の夫やお子様達に負担を掛けていることへの自責の念から、通院も控えがちでしたが、今後は経済的不安を軽減し、より積極的に治療を受けられるきっかけを作りたいとご相談を受けました。
パニック発作のため電車に乗ることが難しく千葉の事務所までご来所頂くことが出来ませんでした。
当センターの相談員が千葉駅から30分ほどの最寄り駅まで出張相談に伺いました。

相談から請求までのサポート

ご相談者様はこれまで年金保険料を滞納している期間が長く、申請の前提条件である納付要件を満たしているか精査が必要な状況でした。
初診日から現在に至るまで同じ病院に通われていたため初診日の確認はスムーズだったのですが、念のため、「受診状況等証明書」を取得して頂き納付要件を確認してから正式なご契約となりました。
その後、通院先である自宅近くの大学病院の主治医に障害認定日と現在の診断書2通を記載して頂きました。
日常生活全般に関する詳細な添付資料もお付けしたのですが、医師の判断で傷病名が「パニック障害」単独となっていました。
「パニック障害」は「神経症」の一種として分類されており、単独では障害等級が認定されにくい傷病となっています。
ご相談様に今後のご希望を聞いた上で、初診から現在までのカルテ開示請求を行い、カルテ上の傷病名が「パニック障害」と「うつ病」であることを確認しました。
更に病院から受け取ったカルテの写しを持って、初診から認定日当時に親身に診察・治療に当たって下さった医師の開業先に転院することにしました。
当時も電車に乗ることができず、開業先に転院することを断念したのですが、今回、「リハビリを兼ねて電車に乗ってみます」と信頼できる医師の開業先クリニックに転院しました。
カルテの写しとこれまでの経緯をまとめた資料を持参して受診したところ、医師の理解と協力を得ることができました。
「パニック障害」と「うつ病」について改めて障害認定日と現在の診断書を作成して頂くことが出来ました。
転院以降、症状は少しずつ改善の兆しを見せているご様子です。
この度の障害年金申請が、ご相談者様にとって良いきっかけになったこと嬉しく思います。

結果

通常より長い審査期間となりましたが、障害認定日2級、現在2級が認められ、5年間の遡及分を受給することができました。

関連記事

クイックタグから関連記事を探す

「うつ病」の記事一覧