統合失調症で障害基礎年金２級を取得、年間約７８万円を受給できたケース

相談者

女性（３０代／無職）
傷病名：統合失調症
決定した年金種類と等級：障害基礎年金２級
支給月から更新月までの支給総額：約２２７万円

相談時の相談者様の状況

幼少時からあった緊張時や苛立ちを感じた時に髪の毛を抜く癖が高校３年次に悪化しました。
次第に被害妄想が現れ、自室にこもるようになり高校を中退。
医療機関を受診したところ、統合失調症と診断されました。
現在も引きこもりや妄想・対人恐怖・過食などの症状があり、ご両親の介助のもと通院・服薬での経過観察を続けています。
過去にご家族様が申請を行いましたが、初診日を証明することが出来ず、不支給となりました。

相談から請求までのサポート

ご本人様は外出できない状況のため、お父様がご来所下さいました。
当センターでは過去の不支給の原因を踏まえ、初診日の証明に代わる客観的資料を多く集めることに注力致しました。
お話の中で、20歳前に通院していた病院の臨床心理士の先生から、暑中見舞いを受け取ったことがあるというエピソードが出てきました。
現物を拝見したところ、差出人欄には病院名・診療科名・臨床心理士の先生の氏名が明記されており、消印もハッキリと判別できる状態でした。
文面にも、入院中のご相談者様を励ますお言葉が並んでおり、20歳前から精神疾患により医療機関を受診していたことが分かる内容でした。
このハガキを根拠に裁定請求をしたところ、日本年金機構から、「臨床心理士の先生に第三者証明を作成して頂くように」との返戻がありました。
当センターが臨床心理士の先生の現在の勤務先をお調べし、お電話と文書で第三者証明のお願いをしたところ、快諾して下さいました。
先生が保管されていた当時の診療に関する記録などもご提供頂くことができ、無事に20歳前の初診が認められました。
ご本人様、ご両親様とも非常に安堵され、喜んで下さいました。

結果

障害基礎年金２級を取得、年間約７８万円を受給しました。

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