小脳静動脈奇形で障害基礎年金2級を取得、年間約120万円を受給できたケース
相談者
男性(30代/無職)
傷病名:小脳静動脈奇形
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 (年間約120万円受給)
相談時の相談者様の状況
ご相談者様は15年程前に歯茎の痛みをきっかけに歯医者を受診したことから小脳静動脈奇形が判明しました。
転院先の病院で精査した結果、手術ができないことが判明し経過観察のため定期受診を指示されましたが自覚症状がなく自己判断で通院を中止しました。
その後10年以上が経過し、久し振りに合った上司から顔面のひきつりを指摘され、病院受診を勧められました。
改めて病院を受診したところ、奇形部位の症状が進行していることが判明し次第に手足の麻痺も現れました。
ご相談者様は接客業に従事していましたが、安全保持ができないことから産業医の指示で勤務に制限が設けられました。
その後、更に症状が進行したことから退職が決まり、障害者手帳の取得準備を進める際に障害年金の制度を知りご相談を頂きました。
相談から請求までのサポート
ご相談者様は千葉の事務所までご来所下さいましたが、杖を使用も歩行が不安定なご状況でした。
また、呂律が回りづらく難聴の症状もあり、ご自身でお手続きの書類を準備することは難しいご様子でした。
初診の病院は既にカルテが破棄されていたため、紹介状を持って受診した2番目の病院に受診状況等証明書(初診日の証明書)を作成依頼することになりましたが、原則、本人もしくは家族が窓口まで出向かなくてはいけないということでした。
事情を説明し、当センターの職員が委任状を持参して窓口まで伺いました。
また、診断書作成を依頼する主治医は書類作成に非常に時間が掛かる傾向が強いと伺い、診断書の作成依頼に際し障害年金の制度説明や障害認定基準の要点をまとめた資料を作成しました。
さらに、当センターから事前に病院の担当ソーシャルワーカーさんにお手続きの趣旨を説明した上で、書類の作成依頼時に間に入って頂くよう手配しました。
事前に十分な準備を整えた上で診断書を依頼したため、予想よりもスムーズに診断書が完成しました。
結果
小脳静動脈奇形で障害基礎年金2級を取得、年間約120万円を受給できました。
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