厚生年金加入で就労中だが脳出血で障害厚生年金2級を取得、年間約130万円を受給できたケース
相談者
女性(30代/会社員)
傷病名:脳出血
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級 (年間約130万円受給)
相談時の相談者様の状況
当センターのホームページをご覧になりご相談のお電話を頂きました。
ご相談者様は難病であるもやもや病に起因する脳出血で言語障害、高次脳機能障害、半盲の後遺症があるということでした。
ご自身とご家族で年金事務所に相談しながらお手続きの準備を進めているものの、理解できない部分があり相談したいということで、出張相談会をご案内しました。
相談から請求までのサポート
最初にお電話で問い合わせを受けた際、高次脳機能障害の影響かお話が通じ辛い印象を受けたため、相談会にはご家族様の同席をお願いしましたが、当日はご本人様お一人で参加されました。
「私一人でも大丈夫だと思ったので」ということでした。
しかしながら、実際にご持参頂いた書類を見ながら手続の進め方を説明されて頂いたところ、理解が追い付かずその場で泣き出してしまいました。
これ以上のお話は困難と判断し、後日、ご家族様とお話させて頂く事になりました。
日を改めて、お母様と面談させて頂き、既に入手されている診断書ではご本人様の障害状態を適切に審査して頂くには不足している印象が強いことをご説明しました。
また、ご自身で作成された「病歴就労状況等申立書」の内容についても通院の経緯や障害状態の説明が不足していることをお伝えしました。
これ以上、ご自身やご家族様だけでお手続きを進めることは困難と判断され事務代行を承ることになりました。
改めて、別の種類の種類の診断書を追加で取得することをお勧めし、「病歴就労状況等申立書」についてはお母様からヒアリングした内容を元に代理作成しました。
既に入手済みの診断書の現症日(いつ時点のご病状について診断書を作成しているのか)が、有効期限の3ヵ月に迫っていたため、早急に追加の診断書の作成を依頼する必要がありました。
当時、新型コロナウィルスの影響で通院先の病院が外来予約を一時制限していた関係もあり、診断書の依頼が難航しましたが、主治医のご厚意により有効期限内に全ての書類を揃えることができました。
最終的に「精神の障害」(高次脳機能障害)、「言語の障害」(失語症)、「目の障害」(視野欠損)の3種類の診断書でお手続きを行いました。
事務代行によりご本人様とご家族様だけではなかなか進まなかった書類の取得がスピーディーに進み、「病歴就労状況等申立書」が適切に仕上がりました。
非常に喜んで頂くことができました。
結果
脳出血で障害厚生年金2級を取得、年間約130万円を受給できました。
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