脊髄小脳変性症で障害基礎年金1級を取得、総額約300万円を受給できたケース
相談者
女性(40代/無職)
傷病名:脊髄小脳変性症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
2年半遡及額: 約300万円
相談時の相談者様の状況
最初の症状は頭痛とめまいでした。
症状が悪化したため神経内科を受診。
検査の結果脊髄小脳変性症と診断されました。
投薬治療を開始しましたが手足に力が入らず歩行も困難になってきました。
現在も治療を続けていますが、症状は悪化傾向で外出時には車椅子を利用しています。
目眩や頭痛が頻繁に発生し、食事中によくむせるなど日常生活に支障をきたしています。
相談から請求までのサポート
知り合いの社労士先生からのご紹介です。
以前、ご自分で障害年金の手続きを行いましたが残念ながら不支給になってしまいました。
脊髄小脳変性症のほか脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアなどの傷病も抱えており、「複数の傷病による症状が混在し脊髄小脳変性症の症状がどの程度か確認できないため」という理由でした。
そのため、このたびの請求にあたっては、医師に対して脊髄小脳変性症に起因する症状のみ記載いただくようお願いしました。
病歴就労状況等申立書の作成においても、前回、ご本人が作成したものを参考にしながら脊髄小脳変性症に関する内容をまとめていきました。
複数の傷病をお持ちの方の場合、症状の混在に注意しなければならないということを実感した事例でした。
結 果
障害基礎年金1級(年間支給額約120万円)を取得、2年半の遡りで約300万円を受給しました。