一般雇用で就労中だが筋萎縮性側索硬化症(ALS)で障害厚生年金2級を取得、年間約200万円を受給できたケース
相談者
男性(40代/会社員)
傷病名:筋萎縮性側索硬化症(ALS)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級 (年間約200万円受給)
相談時の相談者様の状況
当センターの事務代行で障害年金を受給した方が同じ職場にいらっしゃるということでご相談を頂きました。
ご相談者様は4年ほど前に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されました。
治療の効果があり症状の進行は比較的緩やかでしたが、ここ最近、四肢の機能障害が悪化し補助具がないと歩行困難になったそうです。
また、今後の進行に備え胃瘻や24時間酸素療法の準備も進めているということでした。
勤務先は病気に理解があり、様々な配慮を受けながらもこれまでと同じ待遇を維持してくれているそうですが、今後、病状の進行に伴い退職を余儀なくされる可能性があります。
未成年のお子さんもいらっしゃるため、将来的な進行に備え経済的な環境を整えたいとお手続きを希望されました。
相談から請求までのサポート
障害年金の手続きを行う場合、初診日を正確に証明することが重要になります。
特に難病の場合、確定診断が下るまで様々な病院を転々とするケースが多々あります。
ご相談者様の場合も当初、自宅近くの整形外科を受診し、その後大学病院の整形外科、同じ大学病院の脳神経内科に院内紹介という経過を辿って確定診断に至りました。
一般的には確定診断に至らなくても因果関係がある症状を訴えて初めて医師の診察を受けた日を手続き上の初診日として扱いますが、難病の場合は確定診断された日を初診日として扱います。
ご相談者様は確定診断された大学病院から現在は転院しているため、初診日の証明書にあたる「受診状況等証明書」については当センターで代理取得しました。
また、現在の主治医に診断書を依頼する際には、面談時に伺った日常生活における基本的な動作の支障具合を参考資料にまとめて添付しました。
発病から現在に至る病歴を記載する「病歴就労状況等申立書」についても、面談時に伺った内容を時系列に沿って整理し代理作成しました。
四肢の機能障害が進行する中、書類の取り寄せから病院への書類作成依頼など事務代行により負担軽減できたと喜んで下さいました。
結果
筋萎縮性側索硬化症(ALS)で障害厚生年金2級を取得、年間約200万円を受給できました。
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