聴覚障害・言語障害で障害厚生・障害基礎年金1級を取得、年間約120万円を受給できたケース
相談者
女性(30代/無職)
傷病名:聴覚障害及びそれに伴う言語障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級
相談時の相談者様の状況
カンボジアで出生。
3歳の時に高熱を出し、聴覚が失われ、声も出せなくなりました。
その後は学校に通うことができず、カンボジアの障害者団体のボランティアから勉強を教わりました。
障害者同士の国際交流会で出会った日本人男性と結婚したため来日。
国民年金加入とともに障害年金の申請を行うことになりました。
相談から請求までのサポート
初診日の証明に大変苦労した案件でした。
30年近く前である上にカンボジアの病院はカルテを保存する義務がなく、病院からの証明を取得することは不可能でした。
そのため、同じく聴覚障害1級の夫が単身カンボジアに渡り、当時を知る第三者の方々5名に「初診日に関する第三者からの申立書」を記載いただきました。
(その間、不明点については夫がカンボジアから社労士までメールを送りやりとりしました。)
第三者申立書は現地の言葉で書かれておりますので、年金事務所に提出する際には翻訳家に日本語訳を依頼するなど、外国人ならではの作業がありました。
結 果
障害基礎年金1級を取得、年間約120万円を受給しました。